
Klipsch 2021年12月31日
Klipschスピーカーのセットアップ方法
より良い音を得るためのガイド
注文したスピーカーが届いて、リビングルームや玄関で箱が開かれるのを待っており、新しいオーディオ空間のパズルを完成させるのを待っている状態です。何から始めればよいのか、迷っているかもしれません。
それでは素晴らしいホームオーディオへの道を案内いたします。
スピーカーのセットアップ方法
スピーカーを箱から取り出し、この後の説明を参考に設置したら、思いっきり音楽を楽しんでください。もちろん適切な音量、近所迷惑にならない音量で。では、ご自由にどうぞ。
Klipschのテクニカル・インフォメーション・コーディネーターであるチャド・チャールストンは、ほとんどの人はホームシアター・システムとは5.1システムのことを想定していると語ります。つまり、フロントスピーカー(左右)2つ、センター・チャンネル、サラウンド・サウンド体験を生み出す左右のスピーカー、そして低域を担当するサブウーハーです。
チャールストンは、さらに「予算が限られている場合、エントリークラスの5.1chレシーバーに、フロント用とサラウンド用の手頃な価格のブックシェルフスピーカーと、専用のセンターチャンネル・スピーカーとサブウーハーと組み合わせることで実現できる。」と語り、「モデル選びのあとは、適切な設定を行うことでシアター体験が向上します。」と続けます。
ホームシアターのオーディオシステムを
セットアップしたことがない場合は、以下のヒントを参考にしてください。
センターチャンネル・スピーカーはスクリーンの真上または真下に設置し、リスニングポジションに直接向けてください。スピーカーを棚やスタンドに設置する場合は、スピーカーの前面がスタンドの前面と同一平面になるように設置することでセリフの明瞭度が上がります。
左右のフロントスピーカーはスクリーンから等距離で、少なくとも左右6フィート(1.8m)離し、リスニングポジションの中央と正三角形になるように配置してください。スピーカーをトーインすることで、さらに優れたシアター体験になる場合があります。この場合も、左右スピーカーの角度を揃え、リスニングポジションから等距離になるようにしてください。
左右のサラウンドスピーカーは、座っているリスナーのやや後方、頭上約3フィート(0.9m)に設置してください。
サブウーハーの一般的な設置場所としては、部屋の隅、または隅から離れた壁沿い、フロントスピーカーの横(フロントスピーカーとのブレンドが向上しますが、音量が全体的に犠牲になる可能性があります)の3つがあります。サブウーハーの配置については、ぜひいろいろと試してみてください。わずかな調整で低域の再生に大きな違いが生まれます。
7.1システムの場合は、後ろの壁に左右のサラウンドスピーカーと同じ高さで、かつリスニングポジションから等距離になるよう2つのリアスピーカーを追加するだけです。
最高のステレオ効果を得るには、
スピーカーをどのように
配置すればよいのでしょうか?
チャールストンは、「左右のスピーカーは互いに左右対称に配置しなければならない。」と語ります。左右のスピーカーは、少なくともリスナーとの距離と同じくらい離れている必要があり、通常は6フィート(1.8m)以上です。
「ご自身と左右のスピーカーを正三角形の頂点だと考えてください」と彼は説明を続けます。音場をいろいろと試してみる際には、この三角形が最適なベースラインとなります。スピーカーからリスナーまでの間に障害物がないようにし、高域のレスポンスを最適化するには、ツイーターが耳の高さになるように設置し、リスニングポジションに真っ直ぐ向ける必要があります。
「特に正方形に近い部屋で、壁がむき出しでカーペットも敷かれていない床の場合、過剰な反響が起こることがあります。この反響は『反射』とも呼ばれ、スピーカーが作り出す低域のレスポンスを著しく制限する可能性があります。カーペットや小さいラグ、壁掛けタペストリーなどの吸音素材は、反射音を劇的に減少させることができます(その結果、低域のレスポンスも改善されます)。バスレフ式スピーカーの場合はスピーカーの位置決めがより重要になり、リア・バスレフ式の場合は壁からやや離して設置してください。
「あらゆる分野の実験同様に、スピーカーを移動させる際には、変更内容を記録しておく必要があります。スピーカーを動かす前に、気に入った点や気に入らない点を記録しておくといいです。」とチャールストンは語ります。そして「音の違いを評価するための一貫した基準値を確保できるよう、変更は少しずつ加えてください。」と付け加えます。